思考の消化器官

色々な感想文とか。生活のこととか。

最近読んだ無料漫画 『ひよっこ料理人 1』

ひよっこ料理人(1) (ビッグコミックス)
Kindleで無料(期間限定含む)で読める漫画を読んで一言感想文を書いてきましたが、ちょこっと方針転換です。今までは5~10作程度をまとめて書いていましたが、1作ずつにしようかと思います。そもそも、まとめて感想文を書いていたのは1作辺りで書けるであろう感想があまりない、ということが予想出来たからですので、この方針転換がどう転ぶかはわかりません。扱いを1作ずつにするので、あまりにも書くことがない作品に関しては今まで以上に触れないことになるだけでしょう。実際にやってみないと、どうなるかはわかりませんが…。

さて、方針転換一回目は、魚戸おさむ氏の漫画、『ひよっこ料理人』です。表紙絵を見たときは、イリヤッドに出てくるお子様みたいな雰囲気でしたので、お子様料理人のお話なのかと思いましたが、しっかりとした年齢の女性でした。「ひよっこ」と言うほどにはひよっこ感はありませんでしたね。どちらかと言うと、落ち着いた女性な印象です。

個人的には、料理漫画は対決や薀蓄ばかりではなくて、この漫画のような温かみを感じさせるものがメインであって欲しいな、と思います。もちろん、ミスター味っ子的な料理を食べて大爆発みたいなのも面白いので、アレはアレとして好きですけれどもね。

1巻だから、ということもあるのかもしれませんが、大人がこの漫画に出て来たものを作って「料理した!」と言うにはなかなかギリギリのラインな気もします(もちろん、そこに大切な要素がたくさん含まれていることはわかりますが…)。それもあってか、舞台は『子ども料理教室』になっていました。私は随分と小さな頃から実家で料理をする癖がついていたので、あまり困ったことはありませんが、小さい頃にこういった料理教室や料理について話をしてくれる大人が身近にいたら、また少し違った接し方が出来たのかな、と思わされましたね。

続きを早く読みたい!と思うにはワクワク感が足りませんが、ゆったりといつか続きを読みたくなるような漫画でした。



ちなみに原作者は別ですが、魚戸おさむ氏の漫画『イリヤッド』は何回かどこかで触れた気がしますが、大好きでした。終盤が少し尻すぼみだった気がするのが、今でも残念です。