『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用4
一定の割合で茹でザリガニを作ってしまうことのありそうな実験な気がします。ところでザリガニ、まだ食べたことがありません。基本エビなので美味しいのでしょうけれども、それほど食べてみたい、という気にはならないですね。
ザリガニの心臓は、胴体の中心部にあります。白色のアメリカザリガニは殻の中の体内がある程度見えるので、心臓が脈打つ様子を眼で見ることができます。もし白いアメリカザリガニを飼育するなら、次の実験観察をお勧めします。
まずは比較的低めの水温で飼育し、心臓の鼓動を一定時間観察して記録します。次にお湯を水槽に注いで水温を高め、同じように心臓の鼓動数を数えると、その数は大幅に上昇しているはずです。彼らは変温動物であり、周囲の環境によって基礎代謝が上下するのです。心臓の鼓動の様子から、それが容易に理解できます。
ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ P61『3 勇姿に隠されたヒミツ』 より
ザリガニ―ニホン・アメリカ・ウチダ (岩波科学ライブラリー)
- 作者: 川井唯史
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