『名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語』からの引用3
この本を読むまで、あの部分はああいった髪型なんだとずっと思っていました。恥ずかしい。実物や大きいサイズでの写真を見ていれば、また違ったのでしょうけれども、小さいサイズの物しか見たことなかったのと、色が髪の毛と似ているので、盛ってあるのかな、と思ってしまったのですよね。本当に恥ずかしい…。
本作の正確なタイトルは、『民衆を導く〈自由〉』。
擬人像「自由」は従来、フリジア帽(先端の垂れた円錐形の帽子)をかぶった女性として描かれるのが決まりである。これはローマ時代、解放された奴隷が女神フェロニアの神殿でフリジア帽を与えられたところからきており、フランス革命では自由の形象として特別の意味を持ち、宮殿に押し寄せたパリ市民が、ルイ十六世に無理やりかぶせて嘲笑うという事件すら起きた。
名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 P190『第12章 ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』』 より
- 作者: 中野京子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/05/18
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