思考の消化器官

色々な感想文とか。生活のこととか。

最近読んだ無料漫画の一言感想文その85

先日の第84弾に引き続きその85です。一日空きました。週末に量産するはずが…おかしいですね。今日はそこそこ頑張れたので来週の平日分は大丈夫そうですが。頑張る方向を間違えているのでは、という指摘は自分自身のもので間に合っているのでご勘弁のほど願います。

ワイルド7 1巻

ワイルド7 1巻

ワイルド7 2巻

ワイルド7 2巻

ワイルド7 3巻

ワイルド7 3巻

お話の内容に時代を感じますが、それでも変わらない面白さという部分もありますね。生まれる10年以上前の漫画なので「懐かしい」というには無理があって、むしろ新鮮と言ったほうが近いかもしれません。こんなバイオレンスとアナーキーさが求められる時代だったのでしょうか。ただ、そのどちらもわりと直線的で屈折していることの多い現在との違いは大きいですね。気持ち悪さはまったくなく、むしろ少し心地良くさえありました。続きをいつか読みたいです。


新宿スワン(2)

新宿スワン(2)

新宿スワン(3)

新宿スワン(3)

以前に1巻だけ読んでいましたね。基本的には1巻を読んだ時の感想と同じで、画もお話も苦手です。ただ2巻になって、この漫画の中では比較的「普通っぽい」キャラクターが登場したり、この漫画の中でも3巻までの段階では屈指の悪人が出てきたりと、相変わらずキャラクターを見る楽しみは感じました。出来れば「普通っぽい」キャラクターが問題を起こして悪人化したり、悪人が心を入れ替えて、もしくは抱えていた問題が解決して善人化したりしないでいただきたいものです。続きを読むつもりはありませんが。


特定の時間に特定の行動をすると身体が入れ替わる、という儀式はインターネッツを媒体としても引き続き成り立ちましたか。お話的には前提となっている不思議を吹っ飛ばしてサスペンスにのめり込んでいってしまいましたが、身体が入れ替わる現象については解き明かされるのでしょうかね。それにしても、主人公の冷静さが恐ろしいです。ボロクソに言われて殺されてしまったお姉さんが悲惨です。冷凍のされ方とか。続きは気になりませんでした。


無料漫画を読むようになって知りましたが、付喪神的な漫画は結構メジャーなのですね。最近読んだ漫画だと『カミツキ』もそうですから。ただ、個人的にはこの漫画のように擬人化した付喪神が女の子になって現れるよりも、カミツキのように可愛い動物的な神様として現れる方が楽しめましたね。付喪神のくせにサービスシーン多すぎる気がします*1


拷問具自体のお話は好きなのですが、実際に拷問があるのはツラいです。『ウィッチクラフトワークス』のアニメのエンディングくらいにコミカルな描かれ方であれば問題ないのですがね。わりとリアルな描かれ方ですので、私には無理がありました。これでお話自体に魅力を感じられればもう少し読んでいたい気もするのですが…。少し惜しい感じがしました。続きは読みません。


Kindleで期間限定無料漫画とされるような漫画は新刊であるはずがないのですが、正直その漫画の存在を知らなければ新刊であろうと既刊であろうとそれほどの違いを感じることはありません。もちろん、今回の『ワイルド7』のように40年以上前の漫画であれば、さすがに時代を感じますが…。ただ、個人的には一番違和感を感じるのはバブル期の漫画であったりします。違和感というよりは忌避感ですかね。時代がそういう時代だった、といえばそうなのでしょうけれども、時事的なお話をする漫画だと気持ち悪いことが多いです。ファンタジーな漫画でその気持ち悪さを感じることがほとんどないのは救いですね。

今回の漫画の中で『ワイルド7』以外の漫画を40年後に読んだらどう感じるのでしょうか。『ワイルド7』に関してはきっと40年後も変わらない感想を抱くでしょう。もちろん、戦争でも起きて日本が…みたいな状態になってしまえば、また少し違ってくるのかもしれませんけれども。

*1:しかも幼女体型ですし…