思考の消化器官

色々な感想文とか。生活のこととか。

2月に読んだ本(2015年)

2月は漫画5冊を含めて16冊でした。私にしては驚くべき新書率の低さでしたね。とは言え、漫画を抜けば半分を簡単に超えてしまっていますけれども。きっと3月からはまた元に戻ります。

期間 : 2015年02月
読了数 : 16 冊
フクロウの文化誌―イメージの変貌 (中公新書)
飯野 徹雄 / 中央公論社 (1991-04)
★★★★☆ 読了日:2015年2月28日
聖の青春 (講談社文庫)
大崎 善生 / 講談社 (2002-05-07)
★★★★★ 読了日:2015年2月27日
今日から地球人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マット ヘイグ / 早川書房 (2014-11-21)
★★★★★ 読了日:2015年2月25日
強制ヒーロー 3 (ビッグコミックス)
宮下 裕樹 / 小学館 (2011-11-30)
★★★★☆ 読了日:2015年2月23日
強制ヒーロー 2 (ビッグコミックス)
宮下 裕樹 / 小学館 (2011-05-30)
★★★★☆ 読了日:2015年2月22日
強制ヒーロー 1 (ビッグコミックス)
宮下 裕樹 / 小学館 (2010-03-30)
★★★★☆ 読了日:2015年2月22日
正義警官 モンジュ 12 (サンデーGXコミックス)
宮下 裕樹 / 小学館 (2011-09-17)
★★★★★ 読了日:2015年2月21日
正義警官 モンジュ 11 (サンデーGXコミックス)
宮下 裕樹 / 小学館 (2011-02-18)
★★★★★ 読了日:2015年2月21日
古代の日本海文化―海人文化の伝統と交流 (中公新書)
藤田 富士夫 / 中央公論社 (1990-07)
★★★☆☆ 読了日:2015年2月20日
化石の分子生物学――生命進化の謎を解く (講談社現代新書)
更科 功 / 講談社 (2012-07-18)
★★★★☆ 読了日:2015年2月18日
解剖男 (講談社現代新書)
遠藤 秀紀 / 講談社 (2006-02-17)
★★★★☆ 読了日:2015年2月14日
レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち (新潮文庫)
石井 光太 / 新潮社 (2012-10-29)
★★★★★ 読了日:2015年2月14日
鍵穴から見たヨーロッパ―個人主義を支えた技術 (中公新書)
浜本 隆志 / 中央公論社 (1996-12)
★★★★☆ 読了日:2015年2月9日
絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)
石井 光太 / 新潮社 (2011-06-26)
★★★★★ 読了日:2015年2月7日
リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)
山岸 俊男 , メアリー C・ブリントン / 講談社 (2010-10-16)
★★★★☆ 読了日:2015年2月4日
頭痛の話―片頭痛から遺伝子異常まで (中公新書)
古井 倫士 / 中央公論新社 (2005-02)
★★★★☆ 読了日:2015年2月1日

星の数を見ていただければわかるかと思いますが、今月は満足感の高い読書が多かったです。常に最高の読書体験を!とかはまったく思っていないのですが、やはり楽しい方が嬉しいのは間違いありません。本を選ぶ時はそれほど時間をかけずに直感を信じて読み始めることがほとんどですので、ハズレがあっても仕方がないと思ってはいますが、ハズレが連続すると悲しくなりますからね。今後もある程度の率で当たりをひいていきたい所存です。

さて昨年末に石井光太氏の本を神の棄てた裸体から読み始め絶対貧困ときてレンタルチャイルドまで読み終わりました。内容は相当キツい部分も多いのですが、それほど重さを感じさせない書き方がされているので助かりました。これで文章に重厚感があったらきっと読み切れなかったと思います。読んでみて、最近よく目にする特にインドの女性レイプのような事件は、起こって当然というより、以前から起こっていた事件が海外にまで配信されるようになった、ということなのだろうなあ、と思うようになりました。もちろん、以前からあるからといって許されるものでもありませんけれども。加害者を擁護するつもりはありませんが、変化に取り残されている人間が下手したら日本の人口くらいはいるかもしれない社会ですから、歪みは大きいのでしょう。そんな現在では取り残されている可能性が高い部分に属する人たちがたくさん出てくる3冊、キツい描写もありますが、読んで損はしないと思います。

2月はあっという間でした。1月もあっという間でしたし、きっと3月もあっという間ですが…。あっという間の中で、それなりに読了本が積み重なっていくのは眺めていてホッとします。これでもう少ししっかりとした読み方が出来たり、読んだことを次に繋げることが出来れば、また違ったステージが見えてくるのでしょうけれども、ないものねだりをしても仕方がないので、ホッとするために3月も読了本を積んでいこうと思います。