思考の消化器官

色々な感想文とか。生活のこととか。

夜をはしる

基本的には走るのは朝だ。理由は夜は風景が見えないから(でも、星が見えるのはちょっと良いなって最近思う)。


ただ、最近は夜にも出来るだけ走る様にしている。理由は走ることに慣れてきて、毎日朝晩2回走っても身体にダメージが蓄積しない様になってきたから、ということもなくはない。


しかし、それ以上に一緒に暮らす彼女に一人の時間があった方が良いかな、という思いの方が強い。



自分は一人の時間を問題なく作れている。彼女が寝た後に自分が起きている分、もしくは彼女が目覚めるまでの自分が起きている分が自分の時間だ。


自分には彼女も大切だが、同じくらい自分だけの時間も大切なのだ。恐らく、その自分だけの時間がなくなるとしたら、誰が相手でも一緒には生活出来ないだろう。


ただ、現状彼女にはそんな時間がない。そのことで彼女が何かを言ったことはなかったが、きっと彼女にも一人の時間が必要に違いないのだ。



先日、彼女が文章を書く時に難しそうな顔をしていたので「一人になりたいなら走ってくるけど、良い?」と聞いたら頷いた。これは非常に珍しいことである。


決して自慢している訳ではないのだが、彼女は別々にいることをあまり望まない。TVを観る時も、PCを触っていると嫌そうな顔をする。同じことをしていなくても、同じ空間にはいて欲しいのだろう。可愛い話である。


そんな彼女が一人になりたい、と言ったのだ。これは叶えてあげたい。


15分は短いけれど、45分では長い一人の時間。ゆっくり走ればちょうど良い。


帰ったら書き終わった文章を読ませてくれるだろうか、それとも書けなくて不貞腐れて寝ているだろうか、と思いながら今日も夜をはしる。