思考の消化器官

色々な感想文とか。生活のこととか。

『イマドキの動物 ジャコウネコ』からの引用1

ジャコウネコとどの程度、匂いが違うかはわかりませんが、愛犬君も時々凄い匂いの時がありますね(犬の場合は肛門腺だった気がしますが)。最近はあまり感じないので、若い時の方が多かった気がします。嗅覚というよりは脳に直接響いてくるような匂い、とい…

『クマムシ?! 小さな怪物』からの引用4

まったく影響力のないブログではありますが、読んだ本から自分が気になった部分だけを引用することで、私もこういったフィクションを仕立て上げる片棒を担いでいる可能性は十分にありますよね。著者の方からしたら、「そこだけ抜き出すなよ」という抜き出し…

『クマムシ?! 小さな怪物』からの引用3

確かに驚異のクマムシ、みたいな話を聞くことが多くて、何をしても死なない、というイメージが付いていたような気がしますね。ここだけ読むと、簡単に死んでしまうのだなあ、と思いますが、この前段にはたっぷりと驚異的な耐久性についてが列挙されています…

『クマムシ?! 小さな怪物』からの引用2

最近、読んでいる本のせいか、性ってかなり曖昧なものだよなあ、と思うようになってきました。そして、基本的にオスって余剰戦力的な扱いですよね。 クマムシは基本的に両性生殖をすることになっているが、コケに棲むものではメスばかりで単為生殖をするもの…

『クマムシ?! 小さな怪物』からの引用1

想像していたよりも全然長生きではありませんでした。観察するのが難しいくらいに全然死なないような生物なのかと思っていましたね。 一般にクマムシは長生きだと思われているが、活動期の長さが直接わかる記録は乏しい。 そこで、三つの卵塊を選び、全部で…

『ヒドラ 怪物?植物?動物!』からの引用

食べて相手の武器を取り込むって何だか凄いですね。創作物に出てくる肥大化していく悪役的な感じに、何でもかんでも取り込む、という訳ではありませんが、凄い特殊能力な感じがします。 多くのヒドラ類の刺細胞は、捕食者たちを寄せつけない、強烈な武器であ…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用9

緊急事態の時のために90%以上ものコストを背負い込む、というのは凄い話な気がします。壊滅することを避けるのが第一なのでしょうね。自分自身も含め、日々のコストを出し渋って、壊滅的な打撃を受けるようなアレコレには学んで欲しいです。 シロアリはター…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用8

この辺りのお話を読んでいると、シロアリが段々とマクロスFのバジュラのように思えてきてしまいました。きっと人間の寿命なんて遥かに超えるような寿命のシロアリもいるのでしょうね。 今のところ、昆虫の年齢を特定する技術は存在しない。一七年ゼミは一七…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用7

長寿で産みまくる女王と比較的短命でクローンを作ってそれほど産まない女王の違いですね。似たように見える昆虫でもこんなにも繁栄するための戦略が違ってくるのですね。面白いです。 一般に社会性昆虫では、コロニーが大きくなると働き手(ワーカー)の数も…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用6

人間で良かったなあ、と思えてしまう世知辛さです。まあ本質的には人間も大差ないのかもしれませんけれども…。 アリやハチと異なり、シロアリは自分自身をグルーミングできないため、パートナーがいなければ、病気の感染によって死亡率が急上昇してしまうの…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用5

もちろんそんなことはないし、ちゃんとそれについても書かれているけれども、この部分だけ読むとオスの無用感を凄く感じてしまいます。 メス同士のタンデムができると、あたかも異性のカップルができあがったかのように、直ちに朽ち木に潜り込み、共同で巣づ…

最近読んだ無料漫画 『からくりサーカス 1,2,3』

『うしおととら』は大好きで何回も読み返している漫画なのですが、それ以降、藤田和日郎氏の漫画を実はちゃんと読んでいません。読めば面白いことはわかっているのですが…。からくりサーカスの連載中はうしおととらの記憶が強すぎて、うしおととらを超えるこ…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用4

シロアリの世の世知辛い話です。前のポジションになって単独メスに出会い、後ろポジションのオスがいなくなって独りぼっちになった弱いオスはどうするのでしょうかね。頑張ってメスか単独オスを探すのでしょうか。切ない話です。 同性のタンデム歩行には、地…

最近読んだ無料漫画 『EX-VITA 1』

題材は近未来SFなはずなのに、何だかとても懐かしいお話な気がしたのは私だけでしょうか。ただ、そこが好きです。ポリスアクションだと好きだった『逮捕しちゃうぞ』を思い出しますが、ラブコメ要素を除いてアンドロイド要素を組み込めば、この漫画と重なる…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用3

羽アリは一度に大量に出現するので、今までかなり嫌いだったのですが、引きこもったら殺されるということなので、今後は許せそうです。殺されちゃうなら仕方ないよなあ…。 恋の季節が近づくと、年頃のオスとメスには翅が生えてくる。そう、これがシロアリの…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用2

どこで獲得してきた能力なのでしょうね。水没する率だったらシロアリの巣にしてもアリの巣にしても大差ないだろうしなあ。それにしても、観察って本当に大事ですね。 実験で使い終わったシロアリのワーカーを、熱帯魚の餌にするために水槽の中に入れてみたと…

最近読んだ無料漫画 『Helck 1』

最近割とよく目にする、勇者と魔王の世界で魔王を滅ぼした後日談的なお話です。以前からドラクエの4コマ漫画などではモンスター側の生活みたいなものを描くことも少なくなかった気がしますが、最近だと魔王軍の社会や文化だったり、経済なんかを描いている作…

『シロアリ 女王様、その手がありましたか!』からの引用1

こういう風に書かれると「そっか、パンダは人間が段ボール食べているようなものなのか」と思ってしまってパンダが一気に可哀想な動物になってしまいます。 お笑い芸人の貧乏ネタで、お腹が減って段ボールを食べたという話がある。実は全くの笑い話というわけ…

最近読んだ無料漫画 『高校球児ザワさん 1』

端的に言えば、モロにタイプです、ザワさん。それに尽きます。高校野球は、その開催方法などなどがあまり好きではないので観ませんが、高校球児たちの姿を見て感動したくなるのはよくわかります。そこに物語があるのはわかります。漫画でその感動を味わうの…

『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用6

ニホンザリガニは寒い地方にしか住んでいないからか、交尾から産卵の時間がとても長いのですねえ。四月頃だそうです。半年もの間、産卵せずに抱えているのですね。大変です。まあよく考えれば人間は半年以上抱えている訳で、本当に頭が下がります。 ニホンザ…

最近読んだ無料漫画 『もがりの首』

表紙からして水木しげる氏の影響がわかりますね。確認してみると森野達弥氏は水木プロの出身なのですね。師匠に似るのは当然でしょう。私はそれほど水木作品に触れている訳ではありませんが、水木作品と比較すると可愛さが少ないかな、といった印象がありま…

『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用5

制御出来なくて脱皮しなくなったり小型化してしまう、ということが起きないシステムになっているのでしょう。制御出来ない、大きくなってしまった個体が有利になる、みたいな現象は起きないのでしょうかね。 器用なことに、脚を失ったアメリカザリガニは、速…

最近読んだ無料漫画 『ひよっこ料理人 1』

Kindleで無料(期間限定含む)で読める漫画を読んで一言感想文を書いてきましたが、ちょこっと方針転換です。今までは5~10作程度をまとめて書いていましたが、1作ずつにしようかと思います。そもそも、まとめて感想文を書いていたのは1作辺りで書けるであろ…

『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用4

一定の割合で茹でザリガニを作ってしまうことのありそうな実験な気がします。ところでザリガニ、まだ食べたことがありません。基本エビなので美味しいのでしょうけれども、それほど食べてみたい、という気にはならないですね。 ザリガニの心臓は、胴体の中心…

『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用3

まあ、巨人的な人に強くつかまれたらきっと私も漏らしてしまうでしょうからね。理由がなくて漏らしちゃうのはどうかと思いますが…。『ザリガニはなぜハサミをふるうのか』は今度読もうと思います。 尿を排泄する部分は、なんと口のすぐ脇にあります(図3・4…

『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用2

効かないにしてもナメクジを生きたまま呑むよりはかなりマシかなあ、と思いますね。確かに脱皮時に形成される結石だなんて、レアアイテムっぽくて何かしら薬効がありそう、と思いたくなる気持ちは少しわかります。 日本にさまざまな西洋医学を紹介したシーボ…

『ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ』からの引用1

これを読んだだけでもニホンザリガニが競争に勝てそうにないことがよくわかります。外来種が移入されるまでは、それが立派な生存戦略だったのでしょうけれどもね。 ザリガニは一般的に雑食性で、水草や動物の死がいなど、何でも食べてしまいます。アメリカザ…

『スズメ つかず・はなれず・二千年』からの引用6

これを読んだ後に参考にして探してみましたが、時期から少しズレていたせいもあってか、全然見付かりませんでした。来年の5月中旬頃に覚えておいて、見付けてみようと思います。 巣を見つけるのに、繁殖期であることはもちろん重要ですが、その中でも見つけ…

『スズメ つかず・はなれず・二千年』からの引用5

案山子が防鳥に意味がありそうとは思っていませんでしたが、神様的なお話だったのかもしれないのですね。なるほど。神様的なものの割にはお地蔵さんと違って扱いが雑な気もしますが…。 防鳥といえば、案山子を忘れるわけにはいきません。ただし案山子は、実…

『スズメ つかず・はなれず・二千年』からの引用4

人間が「末吉」みたいな名前を付けるのとは訳が違いますよねえ。どんな理由があるのか気になります。 スズメはだいたい1日に1卵ずつ産んでいくのですが、最後に産んだ卵だけ、それまでのものと違って、薄い色をしているのです(図30)。これを「止め卵」とよ…